とみちゃんのラテンな日々

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ベルリンレポート2

ベルリンでのシンポジウムは一日がかりで行われました。
(内容は文章の末尾に記載しています。)

午前中の導入部分セッションでは、
「未熟練労働移民」「移民の質の選別」
「補充移民」など、
私たちにとっては神経を逆なでするようなことばと、
やたらと分析・調査結果の数字が並ぶような、
ストレスのたまるセッションが続きます。
昼食の時には、「移民は人間なのだ」というあたりまえの
ことを思わず周りの人に愚痴り、多くは外務省、
連邦政府関係者、欧州評議会、研究者などの
発表で、私が唯一のNGO関係者ということもあり、
このシンポジウムで話をしても通じないのではないか
という不安さえ感じていました。

でも午後のセッションが始まると、
やっと「生活者」としての移民の権利やホスト社会が
変わる必要性、そして地域づくりの視点での議論へと展開し、
極めつけは、ドイツ移民・難民庁の担当官の
すでに始まっている移民政策のすばらしさに力づけられ、
「ドイツは、あのヒトラーの時代の過ちを繰り返さないように
作られた憲法の意味に気づいて、もっと早く動くべきだった。
それは政府の過ちと認めると共に、
今からそれを取り戻すために、
予算を投入して政策を実践しつつある。
また、政府の移民・難民庁や、その他の必要な部署に
移民当事者の雇用を優先的に推進する」
と政府の職員が力強くまとめたときには感動して
しまったのでした。

私のセッションは、最後のまとめのパネルディスカッションで、
まず私がTCCなどのとりくみと、
なにをどういう手法で活動しているのか、
当事者と市民活動の連携、そのプロセスの大切さなどを
プレゼンテーションしてからパネルに入り、
かなりプラスの話で締めくくられたのでした。

終了してから参加者、関係者ともども、
「日本は政策は遅れているけど、市民レベルの草の根活動の
意味と、ひとりひとりの意識を変えるための当事者と市民が
連携して小さなしかけの積み重ねという手法を、
ドイツが学ぶべきことだという発言はかなりインパクトがあった」
という感想をいただきました。

最後のセッションで一緒だったトルコ人移民で
今は労働組合の幹部の人には懇親会が終わってから、
ホテルのバーでごちそうになってしまいました。

明日は、大使館の人が連邦政府関連のいくつかの機関に
案内してくれる予定です。
私のベルリン行脚はまだ続きます。

以下、シンポジウムの内容*******

<日独シンポジウム>
 日本とドイツにおける移民問題  均一性 vs 多文化主義
2006年11月23日(木)
ベルリン日独センター
(Saargem?nder Str. 2, 14195 Berlin, Germany)
                      日独語で開催(同時通訳付)

2006年11月23日(木)
9.15 h 参加者登録の受け付け開始
9.30 h 開会の挨拶
    フリーデリケ・ボッセ(Dr.、ベルリン日独センター)
    ミヒャエル マイヤー(フリードリッヒ・エーベルト財団)
9.45 h 導入「人口動態の変遷と移民問題」
    司会:ディータ ボガイ(Dr.労働市場・職業調査研究所)
  「グローバルな移民動向ーアクチュアルなトレンドとチャレンジ」
     シュテファン・アンゲネンド
         (Dr.ドイツ政策財団国際安全保障研究所)
  「移民、人口動態、社会制度」
     ハンス・ディートリッヒ・フォン・レッフェルホルツ
         (Dr.ドイツ移民・難民庁)
  「日本における人口高齢化と減少ーその労働市場および
       東アジアの国際的な人の移動との関係」
     井口泰(関西学院大学経済学部)
10.30 h ディスカッション
11.00 h 第1セッション「移民の経済的側面」
「日本の外国人雇用政策」
     望月知子(在ドイツ日本大使館)
   「移民の経済的側面」
     ディータ ボガイ(Dr.労働市場・職業調査研究所)
 「欧州連合(EU)労働市場と移民」
     エグベルト・ホルテュース(欧州委員会)
12.00 h ディスカッション

12.30 h 昼食

14.00 h 第2セッション「移民統合政策の課題」
   司会:ダビデ・キアバッキ(Dr.、ベルリン自由大学)
  「日本の統合政策」
   山脇啓造(Prof.、明治大学商学部)
  「地方の現状と課題」
   羽賀友信(長岡市国際交流センター)
  「建設的な移民統合政策における異文化理解面での要請事項」
   モハマド・ハイダリ(Dr.ドイツ労働総連盟・能力開発センター)
  「ドイツにおける融和促進政策およびドイツ移民・難民庁の役割」
   ミヒャエル・グリースベック(Dr.ドイツ移民・難民庁)
   ディスカッション
16.00 h 休憩

■16.30 h パネルディスカッション「統合か同化か」
  コーディネーター クリスティアン・シュタール
    (使命感を抱く市民のためのメディアエージェンシー)
 パネリスト
   「市民レベルの意識変革から統合政策へ」 
      吉富志津代(多言語センターFACIL)
      ミヒャエル・ロート(ドイツ連邦議会議員)
      ナフィズ・エルベック(ドイツ金属産業労組)
    山脇啓造(Prof.、明治大学商学部)
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関西学院大学概観 大学全体 日本基督教団の係属で、ミッション系大学としての歴史は古く、日本で2番目に設立された。キリスト教(プロテスタント)に基づいた教育を行っている。関東に対する関西として、西日本の指導者ともなる意味でWest Japan、すなわち …
2007-02-14 Wed 08:29 瑠奈のblog
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