とみちゃんのラテンな日々

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バヤニハン国際友の会のラジオ番組

気仙沼市の「バヤニハン国際友の会」のはじめてのラジオ番組が
できあがった。
この番組は、月に一回程度制作し、FMわぃわぃのインターネット放送や、
被災地の災害臨時FM局のいくつかで放送をして被災地と世界に届ける。
ラジオ番組制作は、タガログ語と日本語によるもので、
それ自体が大切な情報をタガログ語で伝えることや、
フィリピンのお嫁さんたちの思いを地域社会に発信するという目的があるが、
制作のプロセスで、
彼女たちが自分の言葉で被災体験を語り合って心のケアになる。
始めての番組ができたあとに、彼女たち自身が
「日常では忘れているつらいことを番組の中で思い出すから
泣いてしまうけど、そのことが薬になって元気になるようだ。
ラジオ番組を作ることで、私たちのつながりも強くなった。」と語る。

少数者として地域社会に暮らす人たちにとって、
自分自身が自分を表現して社会に発信する機会をもつことが、
力づけになり、その発信は地域社会に活力をもたらす。
同じ社会に暮らすどのような立場の人も排除されることのないよう、
住民自らが発信できる道具としてのコミュニティラジオの意義を、
これからも伝えていきたい。

コミュニティメディアは、住民参加を促進し、
一方通行の情報提供だけをめざすものではないが、
多くのマスメディアは、このような動きをニュースとして取り上げ、
“仕事として”彼女たちをとりあげた番組を作ったり記事を書き
一方通行の発信をする。

注目されること自体は、嬉しいことで、
それによって彼女たちのモチベーションもあがるし、
彼女たちの存在に地域住民の関心も高まることはまちがいない。

しかしメディアによっては、“取材してあげる”という意識が強く、
取材対象としての彼女たちに無理強いをさせることがある。
フィリピンの彼女たちは、そのようなことになれていない。
先日の番組収録時の取材に来ていたNHKのニュース番組担当者は、
収録後に私たちが夕方早々に引き上げたあと、
疲れて体調を崩しかけていたリーダーに
タガログ語部分を日本語に通訳させ、
翌日、彼女は体調を崩すことになった。
しかも、翌日は行政機関で働くフィリピン人のスタッフにも
翻訳協力を無償で依頼している。
このような配慮のない取材は、せっかく地域で復興活動に
頑張ろうとしている少数者たちをただの取材対象者として扱い、
疲弊させることになる。
自分たちの番組制作には、まわりが協力をして当然という態度。
私たちは、最初に彼女たちを紹介させられ、
活動の背景の説明をさせられたにもかかわらず、
どのような番組で、いつ報道されるのかさえ知らされなかった。

また、報道の仕方によっては、彼女たちの存在を孤立させ、
私たちの、
『地域社会で地域住民として、地域の人たちと一緒に頑張る、
これまで見えなかった力を活かす』
という趣旨と逆行するもので、今後のメディアの方向性に
ついては、気をつけておきたいと思う。

CIMG0354-b.jpg
収録中を取材するNHKのカメラ

●最新情報は多言語センターFACILのHPへ

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2011-09-05 Mon 09:45 | | #[ 内容変更] | top↑
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