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とみちゃんのラテンな日々

Hasta mañana,que será será.....

うぬぼれ

自分が情けないと感じて気づかされることがたくさんある。
どう情けないかというと、軽視されていると思うとき。

人間は誰しも年を重ねるが、高齢になると幼児のような扱いを
されがちである。
うちの両親は現在82歳と77歳でふたりで暮らしている。
私が訪ねて行くのをとても楽しみにしている。
することなすこと、何だか心もとなくてつい心配して説教口調になる。
でも、人生経験は私などのはるか上をいくのである。
つい私がえらそうな口をきいたとき、馬鹿にされたように感じて
反論する母親の表情、諭すように話したら悲しそうにする父親を見て、
はっとする。

若い時のように計算が早くできなかったり、
言葉がなかなかでてこなかったり、記憶が飛んでいたり、
さっさと動けなかったりしても、もっと深いところで熟練しているのに。
年を重ねて反応が鈍くなることと、知らないということとは
別なのだから、その人のペースにあわせて待つという行為が必要。
それは、外国出身で日本語の理解が不十分な人たちに
対する態度にも共通する。
日本語がわからないということと、知らないとか理解できないと
いうこととは別なのだ。

私も、けっして若いわけでなく、物事を勘違いしたり、
もたもたしたりする年齢層になりつつある。
パソコンの操作のある部分だけがわからずにたずねて、
若いスタッフたちがそれを教えてくれる時の態度に、
「ああ、この子はそんなことまで私がわかってないと思ってるんだ」
と、内心それを「うぬぼれてるな」と感じることがよくある。
そう感じてしまう自分は、きっと親にも同様のことを感じさせているのだろう。

少しぐらい自分が得意なことでも、まだまだ自分の知らないことの方が多く、
あることについて、「この人よりも自分の方が優れている」
という「うぬぼれ」は相手にもそれを感じさせ、
いつか自分が恥をかくことになると自戒しておきたい。


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