老いるということ |
2014-05-20 Tue 23:48
孫が生まれるような年齢になった今、
82歳と87歳になる両親を見ていて、 高齢者になるということを、 実感をもって考えられるようになった。 両親は、歩くのがままならなくなった父だけが まず介護施設で1年暮らしたあとに、 今は、高齢者向け住居にふたりで転居して 暮らし始めている。 口のへらない気丈夫だったはずの母は、 これまで一生懸命こだわりをもって守って来た家を ばたばたと身の回りの物だけ持って離れたので、 急に元気がなくなり食欲が落ちた。 お医者さんによると、高齢者うつ病とのことで、 薬でずいぶんよくなったようだ。 私は、週に一度訪問するのが精一杯で、 訪問するときは、あまりメニューにないような食べ物を 持参してみたり、実家に連れて行ったり、 孫の写真をみせたりと、 少しでも楽しい時間が過ごせるようにと思うが、 ふたりとも、あまり前向きな気分になれないようだ。 本当は、一緒に暮らしたいのだと思うし、 できればそうしたいと思うが現状では難しく、 自分でも悶々とした思いをぬぐい去れない。 一方で毎日の忙しさと海外出張等に追われている。 人間が人生の終焉に近づいていくということを、 どのように前向きに考えて生きるのか、 自分にも必ず訪れるだろうそのときについて、 その課題は誰もが抱えていくことだと改めて思う。 |
| とみちゃんのラテンな日々 |
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