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とみちゃんのラテンな日々

Hasta mañana,que será será.....

老いるということ

孫が生まれるような年齢になった今、
82歳と87歳になる両親を見ていて、
高齢者になるということを、
実感をもって考えられるようになった。
両親は、歩くのがままならなくなった父だけが
まず介護施設で1年暮らしたあとに、
今は、高齢者向け住居にふたりで転居して
暮らし始めている。
口のへらない気丈夫だったはずの母は、
これまで一生懸命こだわりをもって守って来た家を
ばたばたと身の回りの物だけ持って離れたので、
急に元気がなくなり食欲が落ちた。
お医者さんによると、高齢者うつ病とのことで、
薬でずいぶんよくなったようだ。
私は、週に一度訪問するのが精一杯で、
訪問するときは、あまりメニューにないような食べ物を
持参してみたり、実家に連れて行ったり、
孫の写真をみせたりと、
少しでも楽しい時間が過ごせるようにと思うが、
ふたりとも、あまり前向きな気分になれないようだ。
本当は、一緒に暮らしたいのだと思うし、
できればそうしたいと思うが現状では難しく、
自分でも悶々とした思いをぬぐい去れない。
一方で毎日の忙しさと海外出張等に追われている。
人間が人生の終焉に近づいていくということを、
どのように前向きに考えて生きるのか、
自分にも必ず訪れるだろうそのときについて、
その課題は誰もが抱えていくことだと改めて思う。
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