生前葬 |
2010-06-20 Sun 09:27
生前葬をする人が増えているという。
自分の死期を告げられた場合に、 本人が関係者へのお別れができ、納得のプロセスの ひとつにもなるかもしれない。 招待状を出し、出席かどうかを知らせてもらい、 テーブルについてもらってお食事を用意する。 本人が喪主で招待者で、 自分の生い立ちを語り、家族の紹介をし、 本人について、参列者はいろいろと語って時間を過ごす。 という感じらしい。 でも、実際に亡くなったあと、 やはり家族はお別れの会をするのだろうと思うが、 その時を迎える覚悟もできるのだろう。 先日の親友のお葬式で思ったことがある。 ベルコという全国チェーン系のお葬式会場での お通夜と告別式だった。 開始時刻ちょうどに着いたら、 式場にはいりきれない人が入り口にあふれていた。 そして受付では、名前/住所/香典の金額などを 2枚複写の用紙に記入してから受付に並ぶ。 そして受付では金額に応じて用紙を渡され、 また香典返しの受け取りの列に並ばされる。 予定より参列者が多かったため、混乱している上、 最後の方は、どうやら香典金額に関係なく 一律同じ紙袋の香典返しが手渡される。 そして私が一番嫌な思いをしたのは、 会場の中は、横の壁際や後ろの方に人が立てる空間が あったにもかかわらず中に入れてもらえなかった上に せめて祭壇の写真をみたいと入り口に立っている人たちに、 僧侶が通るから邪魔だと言ってすみに追いやったこと。 突然の逝去の場合、特に家族は悲しみにくれ、 参列者も、そういった場でのクレームは控えるだろう。 それをよいことに、ベルトコンベアーのように人を扱い、 悲しい別れに参列する人の気持ちを逆なでするなんて、 故人である友人なら絶対に抗議をしたと思いつつ、 私も文句を言えなかった。 「ベルコ」とは、「ベルトコンベアー」の略だったのか。 このようなお葬式は故人を冒涜するように思う。 生前葬の場合は、少なくともそういう嫌な思いをせず、 きちんと打ち合わせをした形でできるという利点が あるのかもしれない。 少なくとも私が関係するお葬式は、 全国チェーンの葬式会社にだけは頼まないだろう。 |
またまたwedding! |
2010-06-06 Sun 23:39
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| とみちゃんのラテンな日々 |
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