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とみちゃんのラテンな日々

Hasta mañana,que será será.....

「地域が支えるラジオ局」

『随想』2月12日(神戸新聞)より
神戸市長田区にある「FMわぃわぃ」は、
震災を契機に始まったコミュニティ放送局だ。
情報発信の必要性を感じた市民たちで立ち上げた「りっぱな海賊放送局」が、
震災の一年後に認可を得て正式開局するときには
“太平洋にイカダでこぎだす気分”であったという私自身のコメントが、
当時の神戸新聞にも載った。

コミュニティ放送局というのは、FMラジオ局のうち、地域を放送エリアとし、
まちの活性化に役立つことを目的とする。

 FMわぃわぃの開局は全国で25番目だが、今では235局になった。
先日、FM三木とFM宝塚と共同で
「コミュニティラジオ―地域の中で果たす役割と可能性」
というシンポジウムを開催した。この模様は、2月15日から21日までの間に、
兵庫県内11局のコミュニティ放送局で特別番組として放送される。

 災害時、地域のメディアとして身近な情報を提供するという
大切な役割は言うまでもない。
しかし、この小さなメディアがマスメディアと大きく違うのは、
情報を提供する側と受ける側という一方通行ではなく、
受け取った側も発信する双方向の関係性にある。
つまり、地域住民自身が発信に参加し、市民活動を促進する
コミュニケーションの道具や場としてのメディアなのだ。
そしてFMわぃわぃは、住民の中でも発信する機会の少ない、
少数者として地域に暮らす障がいのある人や外国出身の人たちの
視点を大切にした、10言語の多文化・多言語の放送局である。

 運営/経営をするのも市民自身で、それを支えるのは、
カトリック教会や仲間のNPOなど。
このように、公的な役割を果たしている放送局であっても、
継続させるためのしくみや制度がまだないので、
多くの人の協力が必要だ。 

 FMわぃわぃもメディアなのに、毎年震災の頃が近づくと、
取材対象としてメディアが殺到する。
いつになったらFMわぃわぃのようなラジオ局が
めずらしくない日がくるのだろうか?
                  (by 吉富志津代)

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