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とみちゃんのラテンな日々

Hasta mañana,que será será.....

突然、韓国

22日にほぼ決定して、23日の朝チケットを買って、その夕方から
韓国にいってきた。
韓国忠南女性政策開発院というところが主催する女性フォーラムで、
日本の多文化共生社会の現状を発表するということが急に決まった。
そもそもタローちゃんが行く予定だったものを、
柏崎の地震がらみで行けなくなり、頼まれて、
5つの予定をキャンセル、あるいは延期してもらうという無理を
聞いてもらっての韓国行きだった。

韓国政府が「多文化共生」に関するプログラムにかなり予算を
つけたとのことで、オーストラリア、アメリカ、日本、韓国の
多文化共生に関する国際フォーラムだった。

とりあえず20分の発表を無事に終えて、
韓国のとっても元気な女性達とのつながりができた。

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フォーラムの様子
メインのテーマがおおきすぎて、なかなか焦点がしぼりきれない
感じだった。でも広く現状を知る意味では有意義だった。

そして、FACILの登録者でもある仲間や、昔一緒に台湾地震支援に
関わったメンバーとの再会もあり、
そのあとは、やっぱりおいしいものに走る私であった。

おなじみのブルコギ
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今がおいしいサムゲタン
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あわび粥
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海鮮チゲ
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生ダコ
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屋台のおでん
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ミョンドン餃子のお店の新しいメニュー
大豆とゴマのスープにクロレラの麺
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北極圏日記-究極のアウトドア!

アラスカに行ってきた。
娘の美耶子が、星野道夫さんというアラスカにはまった写真家が大好きで、
どうしてもアラスカにいきたいと言い出さなかったら、
たぶん行かなかったと思う。
フェアバンクスを拠点に、北極圏の往復1600kmを車で、
しかもキャンプをしながら見てきた10日間。
以下に記録しておこうと思う。

6月29日(金)
昼の12時にタクシーで新長田まで行き、そこから地下鉄で新神戸駅へ。
そして新幹線で東京に行って成田エクスプレスで成田空港。
成田発20時発のノースウエストでシアトル経由
フェアバンクスに着いたのは29日の夜の8時すぎ。
アラスカまではこんなに遠いのに
時差17時間のためまだ29日。
よくしゃべるタクシーの運転手にガイドしてもらいながら
B&B(民宿)についたのは午後9時。
B&Bのジョンおじさんは、家の前で到着を待ってくれていて、
すぐに部屋に案内してくれてさっそくまちのガイド。
私と美耶子も、長~い29日の締めくくりを、さっそく散歩と、
タクシー運転手が教えてくれたライブを見に出かけた。
何しろこの時期のアラスカは白夜で太陽が沈まないのだ!
夜遊びしほうだいってかんじ。。。
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6月30日(土)
夜遊びしたにも関わらず、朝は7時起床。
かわいらしいお部屋と、朝食の用意のできたリビング。
そこではバックパッカーのアメリカ人たちと少し話しながら朝食。
ジョンおじさんのアドバイスに従って、10分以内で歩けるダウンタウン
界隈の主な見所をまわることに。
アイスミュージアム、市民博物館、観光案内所、
民芸品店がいくつか並ぶ通り...
だいたい2時間もあったらひととおり見られるなあ。
お昼には外山ひとみさんに紹介してもらったNATURE IMAGE
河内さんが、次のB&Bに送ってくれることになっている。
今、アラスカはハイシーズンのため、なかなか飛行機も宿泊も
込んでいる模様。
朝のうちに買ったポストカードにさっそくお便りを書いて
郵便局で日本へ送った。
民宿を移動してからはアラスカ大学の展覧会へ送ってもらう。
アラスカの歴史、少数民族の紹介、アラスカの現在。。。
いろいろとインプットしたら、バスに乗ってフェアバンクスの
国立公園パイオニアパークへ。
そこは明治村のようにさまざまな民族/文化/歴史的なものが
ミニチュアになって集まっている。
その一角にある食べ放題のレストラン『サーモンベイク』で夕食。
といっても、目の前で鉄板で焼いてくれるサーモン、ローストビーフ、
そして各種サラダ、ホットドック、ドリンク、煮豆などがあるが、
もとを取るほどはなかなか食べられないもんだ。
周りを見渡すと、みんな「どんだけ食べるねん!」ってかんじ。
アラスカ大学博物館 CIMG0156-be.jpg

パイオニアパーク CIMG0162-be.jpg

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7月1日(日)
朝のうちは、B&Bのビビアンさんの友達がフェアバンクスで
一番大きいスーパーマーケットまで連れて行ってくれた。
そのあとは、こういうところに来たら、やはりオーソドックス観光も
してみるのが常道、ということで、
その昔の交通手段の中心であった外輪船ディスカバリー号に乗って
タナナ川とチナ川をクルージングしている間、退屈しないように
間近にブッシュパイロットの妙技や、犬ぞりの実演から
サーモンの調理の仕方やカリブーの散歩などなど盛りだくさん。
最後にはイヌイットのアサバスカ族の村を再現したところで
下船してその生活を紹介しながら村を一周する。
なかなかコンパクトにまとまっていて、短期間の旅行者に
とってはありがたい。
アサバスカ村の様子 CIMG0227-be.jpg

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7月2日(月)
午前中はアイスミュージアムで、毎年2月に開催される
氷の彫刻世界競技大会のビデオを見る。
世界中からこの氷の祭典のために多くの人が集まるらしい。
毎年日本からの参加者もいるようだ。
実演も見てから、なぜかアラスカなのにイタリア料理の
レストランのテラスにていい感じで昼食。
午後は河内さんお勧めのチナレイクにピクニック。
なにしろ日が暮れないから焦ることはなくて、みんなゆっくり。
チナレイクの道中、サンタクロースのお店に立ち寄った。
チナレイクでは、カヌーに乗ったり、高山植物を干渉したり、
釣りをしたり。。。
でも今年はグリズリーベアが異常にでるらしく、
常に警戒しながら地ビールと河内さん手作りのスモークサーモンで
話が盛り上がる。
そうそう、このピクニックには、私と娘の他にもうひとり、
明石の中学校の先生を定年退職したおじさんも参加して、
大いに教育談義で、話は尽きない。
湖畔での夕食の予定が、河内さんの提案でご自宅に招いて
くださることに!
ここの住民にだけ与えられた数量限定鮭釣りでゲットした鮭で
河内さん自家製スモークサーモンといくらのしょうゆ漬けのいくら丼、
河内さんご夫婦が北極圏のイヌイットの村の捕鯨に参加してゲットした
クジラの料理など、他では味わえないものを食すことができて大満足。
12時ごろまで飲む。でも太陽は沈まない。
アイスミュージアム CIMG0273-be.jpg

チナレイクでカヌー CIMG0288-be.jpg

河内さんちの庭で CIMG0296-be.jpg


7月3日(火)
朝から、自然の巨大なサファリーパークデナリ国立公園へ。
一般車両の乗り入れができないので、シャトルバス(往復6時間)
の予約してもらっておいた。
フェアバンクスから公園までも日帰りするための交通機関はなく、
河内さんのカスタムツアーで往復してもらう。
デナリでは、バスの中から双眼鏡で動物を見つけては撮影。
と言っても6時間のあいだに3~4回しか見つからない。
遠くの方にカリブー、ドールシープ、ブラックベアー。。。
デナリにいくまでにムースの親子が道を横切ったりうさぎを
見つけたり、ハリネズミが横切ったりしたのは見たのはラッキー。
そりゃそうだ。こんなに広大な山の中なんだから、
どんなに野生動物がいっぱいいても、なかなか簡単には
出会えないんだ。
ちょっとがっかりしている美耶子を見て、河内さんが
2泊3日の北極圏キャンプを3泊4日にしてくれるとの申し出。
美耶子は大喜び!
帰りに立ち寄ったネナナは、トライポッドというかけー氷の川に
トライポッドを立てて、春の雪解けでそれが倒れる日時をあてるかけー
で有名覆?錣いぢ爾世辰拭
今日の夕食は、フェアバンクスでも唯一トナカイ料理が食べられる
ポンプハウスで、トナカイステーキやシーフードパスタなどを食べる。
かなりおいしい。そのあと、川辺のテラスでカクテルも飲んで満足。
アラスカ鉄道 CIMG0302-be.jpg

遠くに見えるマッキンレー? CIMG0311-be.jpg

ネナナ村 CIMG0325-be.jpg

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トナカイのステーキ IMG_0663.jpg



7月4日(水)
今日はアメリカ合衆国の独立記念日。
パイオニアパークでは一日中イベントがあるらしい。
午前中は、毎週水曜日に開かれているファーマーズマーケットに
B&Bのビビアンさんにつれていってもらう。
ビビアンさんはさっぱりとした人でほとんど私たちのことには
干渉しないが、朝食は毎日工夫を凝らしたメニューで用意してくれる。
マーケットにも私たちが行きたいのを知って、
自分も行くからと言って、ついでに連れて行ってくれた。
フェアバンクスはバスの本数も路線もあまりなく、
日曜日にはバスも休みになるので、車を持たない観光客は
乗り合いタクシーかタクシーを利用する。
さて、マーケットでは、野菜だけではなく、
手作りのジャムやマスタード、Tシャツや陶器、小物、アクセサリー
などもある。
味見したりなどして、ちょっとおみやげも買う。
午後はパイオニアパークへでかけるが、暑くてそんなに
何時間もいられるものでもなく、スーパーに寄って
くまなく店内を見て回ってからB&Bに戻る。
明日からいよいよキャンプなので早く寝る。
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B&Bのビビアンさんと CIMG0360-be.jpg

独立記念日のイベント CIMG0368-be.jpg



7月5日(木)
朝、河内さんが迎えに来て、アラスカで一番おいしい
手作りスモークサーモンのお店に寄っておみやげを仕入れたら
キャンプに出発!
途中でアラスカのおいしい谷水をタンクにつめて
世界で一番北にあるユーコン川の橋を渡り、
やっぱり世界で一番北にあるハンバーガーショップで
顔の大きさぐらいのハンバーガーを食べ、ひたすら北へ北へと
車は走り続ける。道のそばには原油パイプラインも走る。
ほんとに、とてつもなく広い。
そして白夜なので日も暮れないし、今が一番暑い時期で
気温も30度近くある。なんと蚊も蝿も多い。
湿気がないから過ごしやすいが、日差しはきついので日焼けする。
北極で日焼け止めや虫除けスプレーが活躍するとは。。。
自然発生の山火事で燃えたあとにだけ咲くというファイヤーウイドー
という紫の花が一面に咲き誇ってきれいな景色が続く。
そしてそのあとに柳が咲き、スクリュースという木が育つのに
また何十年もかかるという。この木のてっぺんにアカリスが巣を作る。
自然のサイクルはゆっくりだ。
途中で立ち寄ったみやげもの店&カフェでは
沖縄出身の日系人2世のハンティングガイドのおじさんに出会った。
北極圏の境界線を越えて、コールドフットキャンプ場に着いたのは
午後8時を過ぎていた。
キャンプ場では、アカリスが走っていたり鳥の鳴き声が聞こえたり
自然がいっぱいだが、熊もでるらしい。
食べ物の匂いがテントにつかないように絶対食事はテントに
持ち込まないのが鉄則。
車の中に食品や化粧類はいれておくが、車ではない人のために
フードロッカーもあって、食べ物はそこにしまっておくようになっている。
夕食はミートスパゲティとサラダとフルーツとビール。
ビールがうまい!
テントの張り方を教えてもらって寝る準備ができたらおやすみ。
トイレ休憩のカフェ CIMG0390-be.jpg

日系人のハンティングガイドさんと CIMG0392-be.jpg

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7月6日(金)
朝はリスの声で目覚めて、とってもさわやか。
まさかこの年になって、北極でテント張って寝ることになるなんて。。。
美耶子がねだらなかったらきっと来なかっただろうな。
でもなかなか楽しい経験だ。
今日も動物を求めてひたすら走る。
途中でツンドラ平原にある名もない山に登り、高山植物を観賞。
グリズリーがこないようにベアベルを鳴らしながら登る。
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そして夕方にはジャコウウシ発見!
ここは熊のえさ場でもあるらしく、カリブーの頭だけがころがっていて
そばには骨と毛皮が。。。。。
熊が食べ残したカリブーの頭 CIMG0560-be.jpg

熊に気をつけながら、ジャコウウシに近づいていき、写真撮影。
美耶子はプロカメラマンの河内さんにレクチャーをうけながら、
写真撮影すること約1時間半。
ジャコウウシ CIMG0568-be.jpg

写真撮影中 CIMG0581-be.jpg

私はそのふたりを撮影しながらときどき熊がこないか注意。
そのあとは、アカギツネや雷鳥も撮影。
アカギツネ CIMG0589-be.jpg

今日は午後11時まで走り続けて北極海までカリブーを求めて走る。
北極海の手前は、原油パイプラインの基地があって工業地帯のよう。
今回の旅で北極のイメージは完全に変わった。
ここから先は私有地なので、北極海の見える場所までは車では
入れないのが残念。
このあたりの湖には白鳥がたくさん泳いでいる。
ここにはホテルが2軒あり、どちらも外見はトタンづくりの平屋
なのに、一泊200ドルとかする。
残念ながらカリブーには出会えず、ガソリンを入れて
南へ引き返し、今夜はのテントの張れそうな河原を探して泊まる。
トイレは川べり。さすがにここまで来たら寒い。
今回の旅で初めてセーターとジャケット、手袋を使用。
夜中の明るい太陽の下で、インスタントのクリームぞうすい(?)を
食べて、ワインで乾杯!
熊がでませんように、と祈って寝る。午前3時。
風の音が少し不気味。でもすぐに眠った。
ツンドラに咲く青い花 CIMG0514-be.jpg

ドールシープ発見! CIMG0525-be.jpg

原油パイプライン CIMG0530-be.jpg

北極海の原油工場 CIMG0598-be.jpg


7月7日(土)
今日の朝はゆっくり起床。さわやかな朝。
日本では七夕。でもここは暗くならないから星も見えない。
月はうっすらと見える。
朝食をすませて11時に出発。
きれいな風景とジリスやアカギツネや雷鳥に出会う。
シロフクロウは、惜しいところで逃げていったので、
あまり見れなかった。
昼食をたべるのも惜しんでひたすら動物を探すが、
カリブーやムースには出会わないもんだなあ。
今夜は地球最北端のキャンプ場に泊まる。
キャンプ場と言っても、大自然の中にトイレがあって、
木で何となくしきりがあるだけ。
目の前に壮大な山々がそびえ、そこでテントを張って、
今日は簡易シャワーまで設置。
少ない水を沸かしてくふうして全身を洗う。
それでも3日ぶりのお風呂は気持ちがいい。
もうテントも美耶子と私のふたりでテキパキと張れる。
就寝は1時。
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ジリスちゃん CIMG0650-be.jpg

山間には雪が。。。 CIMG0671-be.jpg


7月8日(日)
もう今日はキャンプ最後の日。
そしてアラスカも最後の日。
朝、はやめに出発したらいきなりカリブー発見!
はぐれカリブーだったが、かなり接近して撮影。
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あとは車の中からだったら熊に会いたいなあ。
永久凍土、土の下は分厚い氷 CIMG0707-be.jpg


川べりで昼食をとって、足を水につけて休む。
ジリスがいっぱい走る道を、ファイヤーウイドーの咲き誇る道を
ひたすらフェアバンクスに向かって走る。
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往復1600Kmの、けっこう強行軍だが、
美耶子にとってはかけがえのない旅
そして私にとっても、めずらしい体験。
本当に楽しい休暇となった。
9時にフェアバンクスに戻って、なぜか中華料理のデリバリーで
河内さん宅にて最後の晩餐。
ワインが手荷物で持って帰れないならと、買ったワインはみんなで飲む。
結局、朝まで一睡もせず、酔っぱらい状態で、
河内さん宅のシャワーを借りて帰国支度もして、
予約してもらっていたB&Bには明け方の4時にちょっと寄って
用意してもらっていた朝ご飯をピックアップしただけで、
そのままタクシーで空港へ。
酔っぱらったままチェックインして6時30分発のフライトで
シアトルへ。飛行機の中はひたすら爆睡。
シアトルでもまだアルコールが残っている。
成田からはリムジンバスで羽田空港。
羽田空港で、ちょっとリッチな懐石弁当の夕食。
そして関空まで飛んだらそこからまた三宮までリムジンバス。
最後は自宅までタクシーで帰り着いたのは夜中の12時。
こうして、私の究極のアウトドア体験は無事終了した。
今回の旅、河内さんご夫妻に感謝!
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