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とみちゃんのラテンな日々

Hasta mañana,que será será.....

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絵本3巻シリーズ『同級生は外国人〜多文化共生を考えよう〜』

久しぶりの投稿です。
私が監修を務めた、3巻シリーズの絵本
同級生は外国人〜多文化共生を考えよう〜』が、
2018年1,2,3月に続けて出版されました。
対象は、小学校高学年〜中学校あたりでしょうか。
監修はとても難しく、悩んだ部分が多かったです。

絵本写真

私も「とみちゃん先生」として本文に登場しています。
とみちゃん先生

そして、第3巻の最後に、大人向けのあとがきを書きました。
ここにそれを転載いたします。
関心のある多くの方たちにこの情報が伝わり、
大いに活用していただけたら幸いです。

<この本を読んで下さる大人のみなさまへ>

 この絵本の3巻を通して、「違い」の背景を知り、それを日本に合わせることで解決するのではなくどのように調整していくかで、子どもたちのコミュニケーション力を高め、相手を思いやる気持ちを育み、想像力や創造力という大切なことを学ぶ機会になるということを感じていただけたら幸いです。

 まずは違いを知らなければ始まりませんし、それを理解しようとするプロセスで、様々なことに気づかされ、混乱を怖れず違いとどのように折り合いを付けていくのかという知恵を出し合うことで、豊かな社会への可能性をさぐることが大切だと思っています。 またそこから、「多文化」は外国につながる人たちだけではなく、そもそも誰もが一人ずつ違うということにも思い至り、民主的で成熟した社会の実現に近づくのです。そのプロセスそのものが、「多文化共生」なのではないでしょうか? 

 外国につながる子どもたちの存在を、特別扱いをするのではなく活かすことで、さまざまな可能性が見えてくるはずです。それは、子どものまわりにいる大人たち次第だと思っています。私自身も、受け入れる側の社会に住むマジョリティの意識こそを変える必要があると思い、そのために、学校現場の共感を得て、子どもたちから意識を変えていきたいという趣旨に賛同し、この絵本の監修を引き受けました。

 もちろん、この絵本で紹介している事例は、外国につながる人たちの状況のほんの一部です。どこの国にルーツがある人も、ひとりひとり性格も考え方も暮らし方も違い、とても多様であることは当然のことです。絵本の対象年齢を考慮すると、よくある事例として親が医療通訳に子どもを連れて行くことが子どもの負担になっていることなど、書きたくても書けなかったこともたくさんあります。用語も表現もひとそれぞれです。日本語に適切な用語がない場合もあり、あくまで取材をした方達の考え方や、いちばんわかりやすいと判断した言葉を使用しています。この絵本で、すべての外国につながる方の代弁をしようなどとしているわけではありません。くれぐれも子どもたちがひとつの国のイメージを決めてしまうことのないように、大人の方たちにはお願いしておきたいと思います。

 日本も含めて、世界中で難民などやむをえない移動も含み、人の移動が活発になっています。しかし、新しく受け入れた住民への、もともと暮らしていた住民の支援が少しずつすすんだがゆえに、もとの住民が不公平感をもち、いつまで支援をするのだという不満が生じている時代になってきています。ヘイトスピーチやWEB上での差別的発言などが、それを裏付けているように思います。世界で起きているテロ行為なども、ある部分はその延長線上にあり、日本も決して関係がないわけではありません。

 執筆をされた松島さんは、かなり精力的に取材に出かけ、あらゆる声に耳を傾け、関係者全員と時には議論を重ね、一緒に悩み続けました。私も含めこの本に関わった人たちすべてが、それでもこのような本が今の日本社会には必要だということを信じてできあがったものです。

 どうか、大きな可能性につながる環境をチャンスと捉え、この本の言葉じりや細部にとらわれることなく、またある国について固定観念を持つのでもなく、むしろ、違うと感じられたことを題材にして、「多文化共生」という簡単ではないものをめざすためのきっかけをつくっていただきたい。せっかくの機会にフタをしてしまわず、新しい社会を拓く何らかの足がかりにしていただけたらと、心から願っています。
吉富志津代(とみちゃん先生)
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三種類の印刷物

年度末は、本当に怒濤のような日々だった。
両親のこともそうだけど、
1月17日の追悼イベント関連の活動、
国内の講演のための出張に加えて、
インドネシア、東北、フィリピンへの出張、
フィールドスタディの報告書の作成、
『足もとの国際化セミナー』の3年間の報告書、
そして、3冊目の単著
『グローバル社会のコミュニティ防災
     ー多文化共生のさきにー』
(大阪大学出版会)の発行、
と三種類の発行物の仕上げがあった。
でも、年度末に何とかすべて間に合って、
今はほっとしているところ。
とはいえ、まだ4月10日と5月末しめきりの
原稿をかかえているので、つかの間の安息。

新著は、写真も多くてわかりやすいと思う。
以下のサイトで出てくるので、
関心のある方への広報協力をお願いします!

http://goo.gl/BE3QX
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『東日本大震災から1年ー外国人の「現住所」』in 仙台

4月21日、仙台のフォーラムで報告をした。
私のテーマは
「被災者がだれも排除されないために
    ー経験はどのように活かされるのかー」
研究者3人の報告をうけて、
現場で支援活動にかかわる人たちと、
今後の課題について、討論をするという形だった。

16年前、阪神・淡路大震災から1年のときと比べると、
今回の震災は被害がさらに甚大で、
いまだにがれきの山が残っている所もるが、
時間がかかっている中で、
現在も被災中の原発の地域以外は、
それでも少しずつは復興が始まっている。

そのような状況では、
被災地外からきた私が、
「外国出身の住民たちの多文化の視点を活用して、
大変な中からも何かプラスの可能性を信じる」
などというようなことは言えなかったが、
被災地の人たち自身が、
少しはそのような兆しを感じているような発言があって、
少し嬉しかった。

だれもが「被災者」になってしまったときに、
マイノリティの存在がようやく見えてきて、
それは、日常的にも大切な視点であることに気づいていき、
少しずつ成熟した社会になるのだと思う。

日本の、在日コリアンの同化を強要した歴史の
延長線上に、
今の管理という視点にたった、
いわゆる「外国人施策」があるので、
日本社会が変えなければならないという意味では、
同じところに根はあるというものの、
現場のニューカマーの対応から
かかわり始めた人たちにとっては、
なかなか同じようには考えられないという意見も
よくわかる。

いずれにしても、
人の意識や社会を変えていくことは
とても時間のかかることだから、
今後も被災地で知り合った人たちとの
長いおつきあいを続けたいと改あらためて思う。

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コスタリカ (9/3 Sat.~9/7 Thur.)

カンクンからは、パナマ経由でコスタリカへ。
コスタリカではグレンに会って、今後の恊働の話しを
具体的に詰める。
世界でただふたつだけ、軍隊を持たず、平和憲法の国が
あり、そのひとつの日本と、もうひとつのコスタリカには、
一度はいくべきだと思っていて、今回はそれが実現した。

コスタリカ大学の様子
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200年前に地震で甚大な被害を受けたために、
衰退した古都カルタゴ。
そのときに崩壊した教会は当時のまま公園になった。
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訪れた日は、ちょうどカトリックのお祭りの日だった。
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市場の様子。
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今も活火山で災害の可能性があり、
世界第2の噴火口のポアス火山などを訪問した。
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今回の案内役のグレンは、さまざまな社会課題を扱い、
政府や大学と連携しているコンサルタント事務所を経営している。
現在、在コスタリカ日本大使館に勤務している私の団体の
元インターンと彼をつなげることもできた。
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コスタリカの平和憲法制定のきっかけとなった、
1948年の内戦時に城の壁に打ち込まれた弾劾あと。
そのときの悲劇を忘れないためにそのまま保存。中は博物館。
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今回のコスタリカの訪問で、来年度には、
日本とコスタリカで、自然災害を切り口にして平和憲法を
考えるフォーラムを開催するという構想がまとまった。

フォーラムの実務メンバーたちと。
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コスタリカのおいしいお料理たち。
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町の通りにある、典型的なコスタリカ女性の像
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7日にはコスタリカを発ち、
パナマ、メキシコ、サンフランシスコ、成田を経由して
9日の夜に伊丹空港に帰るというハードなフライトスケジュールで
帰国した。


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カンクン(8/31 Thur.~9/3 Sat.)

メキシコシティからは、いよいよカンクンへ
きれいな海は30年前と変わっていない

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南北アメリカに暮らす日系人が
2年に一度国を変えて集会を開催しており、
今年はメキシコのカンクンで開催される。
主催するのはCOPANI(La Convención Panamericana Nikkei)
という、世界で一番大きい日系人のネットワーク組織である。

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日系3世の受付嬢と
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空港からぞくぞくとバスで到着する日系人たち
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9月1、2日の両日に、
日系人について、教育、言語、アイデンティティ、経済
などをテーマとしたワークショップや講演が行われた。
特に今回は若者たちが中心的になって運営し、
参加も多くて、『今後の日系ユースを考える』という
フォーラムにも多くが議論を交わしていた。
使用される言語は、英語、スペイン語、日本語と幅広く、
日系人自身が通訳も果たしていた。
関連記事は、
http://www.discovernikkei.org/en/journal/2011/11/28/nikkei-latino/

日系ユースネットワークの打村さんにインタヴュー
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日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語の同時通訳ブース
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松本アルベルト氏の発表
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サンパウロ大学の二宮正人先生と久しぶりの再会
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最後の交流会では、メキシコで人気のある日系人歌手を
迎えて盛り上がり、最終日のエクスカーションでは、
多様なメキシコの伝統文化を味わうこともできた。

交流会
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メキシコで人気の日系人歌手と記念写真
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エクスカーションへ
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日本というルーツと、別の国で生きることの両方に誇りを持ち、
これを自分たちの強みとしてたくましく生きてきた歴史を
実感した。
豪華なホテルでのこの日系人大会に参加すること自体が、
成功した日系人たちのステイタスを確認する場なのかもしれない。

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